2018/06/06 19:58

初めてベトナムに訪れたとき、
最終日に訪れたレストランが素敵で
今もまだ脳裏に焼き付いています。
レストランの名前は「Cuc Gach Quan」
ガイドブックにも載っているので
訪れたことがある方も多いのではないでしょうか。
インテリアの内装や雰囲気、
すべてが私の好きなテイスト。
盛り付けられた料理のほとんどは、
素朴で土感のある味わい深いお皿でサーブされ、
欠けや塗装のムラすらも
佇まいとしてそこに馴染んでいました。
帰国してから
使われていた食器が気になって調べてみると
「ソンべ焼き」と呼ばれる器だとあっさり発覚。
またいつかベトナムに行ったときに買おう、
そう思っていた矢先。
ソンべ焼きの窯元が
政府の意向で閉鎖されるとの知らせ。
こりゃ早いうちに行かなきゃ.……
ということでホーチミンに再訪してきました。
ソンべ焼きには独特な特徴があり、
10枚ほど重ねたまま
まとめて焼成をしています。
そのため、重なった部分が跡として残る。
低温で何時間もかけて焼成し、
絵付けはチョー適当。
その適当さこそがソンべ焼きの特徴で、
どうにもこうにも味わいがあって可愛い。
薄暗い市場に
ぽつんと佇むソンべ焼きを見つけたとき、
ずっしりとした重みに
ついメゲそうになったけど、
久しぶりに見たソンベ焼きは
やっぱり可愛くて
来た甲斐があったなあとしみじみ。
割れないようにしっかり梱包して
大切に持ち帰ってきました。
ひとつひとつ絵付けや状態が異なるため
オンラインでは販売せず
CONCENTSTORE イベント時にしか
販売しない商品ですが
興味のある方はぜひ在庫があるうちに☺︎!