2018/06/15 22:44
ベトナムの首都、ハノイ。
国の心臓部である重要機関は
すべてハノイに集まっています。
首都と聞くと、つい近代化が進む
大都市をイメージしてしまうかもしれませんが、
ハノイは1000年もの歴史を持つ街。
ホアンキエム湖を中心にした
古き良き街並みがある、穏やかな古都です。
特にハノイは"旧市街"が面白くて
市場好きとしてはたまらない、
魅惑のワンダーランド。
旧市街は別名"36通り"と呼ばれていて、
古くから商業が栄えたエリア。
1つの通りに同業の専門店が軒を連ねていて、
中でも私のテンションがグッと上がったのは
Hàng Thiếc/ハンティエック通りでした。
ハンティエック通りは旧市街の左側に位置し、
ベトナム語で"錫(すず)"を表す通りの事。
今は錫に限らずアルミ、ステンレス、
ブリキといった金属加工をする職人さんが
集まった通りになっています。
金属板を切る音、カンカンカンカン叩く音、
派手に散る火花。
道路にはみ出しながら軒先で大胆に作業をし、
出来上がった製品を並べて
販売しているオッチャン達の姿が
どこか羨ましくて、憧れてしまいます。
36通りある中でも1番
職人さんの作業風景が見れる通りかもしれません。
そんなハンティエック通りで
購入したのはブリキのポストと
数字が刻印されたアルミのチャーム。
手に取るとわかる、
真面目な手仕事感と程よいテキトー感。
このバランスがたまらなくて、
またハノイに行きたくなるのです。